パナップ、を喰う

たまに食べたくなる。
つらつら考えてみるに、考えなくても良いことは、たくさんあって、本当に時間の無駄なことを考えている人というのは、少なくないのではないか。
だからといって、それが良いかというと、良くはないのだけれども、じゃあどうしてそんな無駄なことを考えてしまうのか、という問いを立ててみたところで、明確な答えは出てきたりなぞしない。
ただ、無駄で無意味で非生産的な人間の営みから、小説だったりマンガだったりアニメだったりができてしまう、というのも強ち間違いではないのではないかと思う。
そんな役にたたないボランティアをしかも自分自身対してにしている人を、あくせく働いている人がみたら、それは滑稽さを通り越して哀れですらあるのかもしれない。
しかし、パナップがこんなにも生産され消費されているということは、パナップを欲している人がいるからで、だったらそれはパナップでなくても良くって、あなたにとってのパナップ的なものであったとしてもなんら不思議ではない、と思う。
日出処の天子、8巻目。なんだかすごい話になってきており、山岸涼子、すごい。