ライオンと、チーター

一言だけ。アリエッティ、ソーキュート。
レイトショーでもお客さん多かった。
水の表現と、音が素晴らしかったです。
うーん、これはこれは。
生きていると、いろんなことがあって、それはトラブルだったり、意にそぐわないことだったりするのだけれども、どこかでやっぱり、人を信じたいというか、そんな気持ちはあって、それが突然裏切られたりすると、つらいなあ悲しいなあという思いになる。
でも、それを、そのことだけで、その一瞬でやめてしまっては、あとに残るものは、とても冷たい感情だろうし、その感情はおそらくほかの誰かを傷つけるだろう。
傷つかない人間はいないし、その傷は、気づかないものであれ、明確にそうであるものであれ一生残るだろうし、それはそれで仕方のないことだ。
あの夜に、クルマで通った道だとか、あの交差点だとか、信号待ちの間にした会話だとか、一人で深夜に自転車で走った道の空気とか、薄暗さとか、電灯の感じとか、夏の空気の匂いだとか、コンビニの明かりだとか、朝マックのドライブスルーだとか、そんなことを思い出すのは、こんな静かな夜なのだろう。
もう今更どうすることもできないし、どうにかしようとも思わない、それは済んだことだ。
まがりなりにも生きて、キーボードを打てている、そのことで救われる何かがきっとあるはずだ。
ポットから表面張力を超えてカップにボトリとおちる滴の表現にご注目ください。